「crossbeats REV.」が稼働して丸1年が経過し、現在は「crossbeats REV. SUNRISE」が稼働中ですが、私の周りの音楽ゲームプレイヤーの評価は真っ二つのようです。
支持派は
・昔の音ゲーに参加していたコンポーザーの新曲が楽しめる
・音楽ジャンルが幅広い
・譜面を覚えて、攻略できた達成感がある
など。
否定派は
・今まで触れてきた音ゲーよりも特異なゲーム性に慣れない
・有名な曲が少ないためとっつきにくい
・やっぱりノートは上から降ってきたほうがいいよぉ
など。
自分は当然前者にあたるわけですが。ふと思ったんですよね。
割と数年前まで、キー音の存在しない音楽ゲームが苦手で、「jubeat」や「REFLEC BEAT」など、
2MIX(波形を切られていない、いわゆるステレオ波形)の音源で何が楽しいのか、と思っていた時期もあるのですが、ここ最近はあまり気にしなくなってきました。
だって、そうでなくてもクロスビーツが面白い。
一番メインでプレイしているのが「beatmania IIDX」なんですが、最近は断トツで「crossbeats REV.」をプレイしております。それこそ倍ぐらいのペースでクレジットをつぎ込んでます。
では、
プレイしていて「楽しい!」と思えることや、
「もう一回やろう!」とクレジットを続けて投入できる面白さはどこにあるのだろう?と。
正直、まだその答えはハッキリと出てないんですが、今のところ、
「現在の飽和した音楽ゲームの中で確実に楽曲が"尖っている"」
「初見で全く理解できない難解な譜面を見事に捌ききった、プレイヤーの理解による圧倒的成長」
が大きな理由ではないかと思っています。
楽曲面ではとにかく古参歓喜な流れがうまく出来上がっていると思います。
正確には、古参と呼ばれているユーザーへのニーズをうまく汲み取っているというか。
常に音楽ゲームは中高生~20代前半辺りをターゲットにしているようで、実際プレイヤー人口もその辺りの世代が中心みたいです。もちろん昔は自分もその中に含まれていたわけですが、歳を重ねる毎にターゲットから少しずつ外れていき、自分の趣味嗜好とは異なる、若い世代の支持する音楽がメインストリームになっていくわけです。
5鍵の頃の音楽が好きだった人は多いと思います。それと同時に、ただのゲーマーだったプレイヤーが、音楽的に刺激を受けたきっかけになったのが5鍵beatmaniaだった、という人も大勢いらっしゃるのではないかなと思うんですね。
今のクロスビーツはそれをやっているような気もして。
少し前にネットのとある発言で、今の音ゲーは市場に合わせた楽曲を提供していて、昔の音ゲーは市場動向に加えて、新たな音楽との出会いや紹介をしていた、というような内容の書き込みを見ました。その代表だったのはやはり5鍵「beatmania」シリーズではないでしょうか。
いや、勿論いまの「beatmania IIDX」シリーズも間違いなく現在のトレンド・流行を取り入れた楽曲は素晴らしいです。しかし、明らかに違うものがある。確実に「他の音ゲーに収録されない音楽」が「crossbeats」にはあると思うんですよねぇ。それを「尖っている」という表現に収めてしまうのはあまりにも抽象的でテキトーな表現だとは思うのですが…。
そして、譜面ですが、初見でほとんど見切ることができない譜面を、繰り返し繰り返しプレイして、時には動画に収めて見返したりして譜面を研究し、少しずつどうなっているのかを理解して、最終的にその視覚的にも複雑な譜面を完璧にこなすという達成感は他の音楽ゲームより高いような気がしています。
個人的には、その過程の中に「初見でほとんど見切ることができない譜面」というのが毎回立ちはだかるところに問題があるのかな、とも思っていたり。そりゃ多少なりとも技術は他の曲でも応用できるところもあるんですけど、BEMANIシリーズとかに比べると、毎回「できない」を通過しなきゃいけないのは人によっては苦痛なのかもなぁ…って思ったりもしてます。
なんかだらだら書いてしまったわけですが、結局クロスビーツは面白いので、毛嫌いされている方もぜひ困難を乗り越えて、がんばって10回くらいプレイしてみて欲しいと思います。きっと悪いところの中に良いところを見つけられるはずです。
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